赤岳天狗尾根

2017.8.13〜14  8月半ばになってもなかなか夏空が戻って来ない中で、八ヶ岳東面のバリエーションルートにトライした。真教寺尾根のすぐ隣りにある天狗尾根は川俣川上流の地獄谷と赤岳沢の出合から、赤岳直下の稜線まで標高差900mを一気に突き上げる急峻な尾根で、上部には大天狗を始め、いくつも鋭い岩峰が天を突いている。霧が立ち込める中、美し森山の駐車場を出発。しばらく林道を歩いて、川俣川の河原に降りる。歩き出す直前まで降っていた雨で川は増水気味。周りの笹薮も雨露でしっとり濡れていたので、すぐにズボンも靴もびしょ濡れになってしまった。出合小屋から赤岳沢に入り、少し上流で小尾根に取り付いて、稜線までの急登では息が上がった。
急坂を登ってもうすぐ天狗尾根
急坂を登ってもうすぐ天狗尾根
天狗尾根に上がってからも急坂はまだ1時間以上続いて、やっとカニのハサミに到着した。左から巻くことも出来るが、ロープを付けてハサミの間を登攀した。III級位のクライミングだ。
まさにカニのハサミ
まさにカニのハサミ
ハサミの間を登攀した
ハサミの間を登攀した
ここから先は岩場が連続する。岩壁や草付きルンゼを登って第1岩峰を過ぎると霧が晴れて、眼の前に第2岩峰、その奥に大天狗が凄い迫力で立ちはだかっている。本当にあんなの登れるのかなって思った。第2岩峰は右肩を越えてコルから折り返してピークを踏んだが、岩がとても脆かった。
霧の中から現れた第2岩峰
霧の中から現れた第2岩峰
岩場の中に癒しのお花畑
岩場の中にも癒しのお花畑
ここからが今回の山行のメインディッシュの大天狗直登ルート! まずはハイマツ帯を抜け岩壁基部から見上げて登攀ルートを観察する。
大天狗の岩壁が立ちはだかる
大天狗の岩壁が立ちはだかる
下を覗くと高度感が半端じゃない
下を覗くと高度感が半端じゃない
岩壁左寄りの草付きスラブを登って、残置ハーケンの所からロープを付けてクライミング開始。大岩の左を抜けて垂直の凹角を登る。ここが核心部でⅣ級位のレベルだが難しい部分は長くは続かない。ハーケンに中間支点を取って思い切って登ると傾斜が緩んで来て、間も無く大天狗のピークに登り着いた。しばらく登頂の余韻に浸りながら、胸の空く大展望を堪能した。
大天狗直登成功!
大天狗直登成功!
大天狗のピークでしばし憩う
大天狗のピークでしばし憩う
大天狗からコルに下って、鋭い牙のような小天狗にも登ってから登山道のある稜線に出た。
牙のように突き出した小天狗
牙のように突き出した小天狗
登るより降りる方が怖い
登るより降りる方が怖い
大天狗と小天狗
大天狗と小天狗
登山道から天狗尾根を振り返る
登山道から天狗尾根を振り返る
あそこに登ったんだね
あそこに登ったんだね
この日はキレット小屋に泊まったが、夜中に降った雨は明け方には上がってくれて、稜線に出ると雲海の彼方に槍穂高や乗鞍、木曽駒あたりが海に浮かぶ島のように眺められた。
霧に浮かぶ天狗尾根から赤岳への稜線
霧に浮かぶ天狗尾根から赤岳への稜線
ツルネの山頂にはコマクサが群生していた
ツルネの山頂にはコマクサが群生していた
下山はツルネ東稜から出合小屋を経て美し森山に戻ったが、これがなかなか一筋縄ではいかないコースで、途中でルートミスして1時間ほどタイムロスしてしまった。下り着いた沢も昨日より更に増水して徒渉で苦労した。いろいろな困難を乗り越えた分だけ充実感一杯の2日間になった。(NOAH)
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7月例会山行 山梨 日向山

30日に19名で行ってきました。
 今年は台風の当たり年なのか、 遙かな3つ、どの台風の影響でしょうか? 霧雨が降ったり止んだり。 笹子を過ぎると山は見えないが止んでいる。 竹宇駒ヶ岳神社手前の市営Pにバスを着け、まずは矢立岩の登山口まで約1時間の急登。 一般尾根道コースを休み休み2時間で頂上まで、霧雨と小雨に途中雨具を脱いだり着たり、傘もちらほら・・ 、湿度120%? 雨具も付けないのにものすごい汗! 完全ミストサウナ状態・・ まめに水分を取っても頭がしらけそう! だった。
 樹林を抜けると10/10 の頂上で正午。 真砂の大地はしっとりと・・ 頂上は視界15m位か? かつての展望を振り返り、今日の時間を風情として楽しませていただきました。 昼食以後は運良く降られずにピストンで15時にバスに戻れました。
雲の中の植物は濡れて全てが瑞々しく輝き、緑が冴えていました。 係デビューのMさん、サブのSさんご苦労様でした。(写真は全て下山時に撮りました)
<higean>

 日向山頂上  視界は?10m  下山1  
   peek        霧中      下山
背景が・・美しかった!  石仏&馬頭観音?  錫杖草(私名付けて、キンリョウソウ)  木肌アート
 背景が・・・  ひっそりと・・    錫杖草    木肌アート

丹沢の美渓・水ノ木沢

2017.07.16 今回の水ノ木沢は丹沢湖に注ぐ世附川水系の癒し系の美渓だが、アプローチが長いので丹沢の中ではマイナーで静かな沢だ。今回は夏山に向けた体力トレーニングも兼ねて、道志側から菰釣山を越えて入渓するルートを取った。三連休とあって大賑わいのキャンプ場を横目に、三ヶ瀬川西沢沿いの林道ゲートに車を止めて歩き出す。1時間強の登りで菰釣山に到着。早くも大汗。ここからは登山道を離れて南へ伸びる尾根を下る。笹に覆われた尾根だが、鹿道があるので藪を漕ぐほどではない。
シロカネソウがお出迎え
シロカネソウがお出迎え
笹の尾根を下って水ノ木沢を目指す
笹の尾根を下って水ノ木沢を目指す
登り返した大栂のピークから南西の尾根を下って。2時間半かけてやっと水ノ木沢に降り立った。水に浸かると火照った足に沢水の冷たさが心地良い。さっそく綺麗なナメや快適に登れる小滝を越えて遡行して行く。両岸が切り立った淵では腰まで浸かるが、一旦濡れてしまえばもう恐いもの無しだ。
倒木の掛かった滝を登る
倒木の掛かった滝を登る
落ち口の大岩を支点にビレイ
落ち口の大岩を支点にビレイ
腰まで浸かって小滝に取り付く
腰まで浸かって小滝に取り付く
トイ状の4m滝は取付きがツルツルで登れず、右の支沢からトラバースして巻いた。足元が崩れ易いので固定ロープを張ってプルージックで通過。これも時々やらないと忘れてしまう。
登れない滝はロープを張って高巻いた
登れない滝はロープを張って高巻いた
この沢で一番滝らしく見応えのある2段12m滝は、階段状で易しいがヌメッている所もあるので、念のためにロープを張ってプルージックで登る。
なかなか見栄えのする2段12m滝
なかなか見栄えのする2段12m滝
高さがあるのでロープ確保して登った
高さがあるのでロープ確保して登った
水際の岩はヌメるので慎重に
水際の岩はヌメるので慎重に
その先もナメや傾斜の緩いナメ滝を越えて行く。ちょっとした淵にはけっこう良い型のイワナが走る姿が見える。岩の下に潜ったイワナを手で探ると、指先が尻尾には触れるが掴めるまでは届かない。童心に返って魚と遊ぶのも楽しい。
岩の下にイワナが逃げ込んだよ
岩の下にイワナが逃げ込んだよ
ミゾホウズキ
ミゾホウズキ
綺麗なナメやナメ滝が多い
綺麗なナメやナメ滝が多い
水流の中を快適に登る
水流の中を快適に登る
ナメをサラサラ流れる光景に癒される
ナメをサラサラ流れる光景に癒される
最後の2段5mは左壁の足元の窪みをアンダーで登った。いくつか二俣を過ぎて行くとやがて水涸れ。湧き水を補給して、一番傾斜の緩そうな沢筋を選んで詰めにかかる。最後は鹿の足跡を頼りに小尾根に乗り、藪こぎも無く登山道に出た。再び菰釣山を越えて道志側に下ってやっと長い一日が終わった。
菰釣山で最後に富士山が顔を見せた
菰釣山で最後に富士山が顔を見せた

ヒメサユリ観賞山行

ヒメサユリは香りまですてきだった

web情報で六十里越コースの南岳から鬼ヶ面山までが一番の見所のように書かれていたので7月6日そこを辿り、浅草岳への稜線にある鬼ヶ面山まで行ってきました。
ひめ1 ひめ2 白馬7(大池)

南岳を過ぎると高い灌木も稜線から消え、日当たりと水はけの良さそうな所に見事に咲いて待っていてくれました。直前の雨に濡れてみずみずしく色の濃さも様々に、満開は過ぎていましたがまだまだで・・・ 蕾もあり断崖状の縁を歩く稜線は人呼んでサユリロード!
IMG_1163.jpg IMG_1164.jpg ひめ6
 
ガスが流れ、視界も出たり消えたり、田子倉湖も遙か下に、浅草岳のピークは雲の中で完全には見えませんでした。今年は残雪が多いのか? 谷筋やコース脇にも多く見られました。ちょうど暑さを回避出来た天候で、風も快適で止まって寒くもなく薄日が射すけれど青空が覗く程度だった。花の山とも言われ、それぞれが群生して仲良く棲み分けをわきまえているようだった。
ひめ7 ひめ9 ひめ8

下部ではギンリョウソウ、とピンクのショウキラン、タニウツギ、ニガナ、マイズルソウ、アカモノ、コイワカガミ、ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダン、ムラサキヤシオ、タムシバ、ゴゼンタチバナ、エンレイソウ、ユキザサ、ミヤマカタバミ、まだまだ・・ 私には分からない花々だった。
ひめ10 ひめ11 ?らん

同行して頂けた皆さんにお礼申し上げます。 おかげさまで ! と。 
<higean>


6月例会・シャクナゲ咲く瑞牆山

2017.06.11 昨年のシャクナゲは裏年で花が少なかったので、今年こそ満開を期待して瑞牆山へ訪れた。今回のコースは一般的な瑞牆山荘から登るコースではなく、植樹祭跡地のみずがき山自然公園から不動滝を通って山頂に至るコース。眼の前に瑞牆山が聳え立つ公園の奥から、整備された遊歩道に入り緩やかに山裾を巻いていく。
レンゲツツジに見送られて出発
レンゲツツジに見送られて出発
新緑のカラマツの遊歩道を行く
新緑のカラマツの遊歩道を行く
一旦釜瀬林道に出て林道終点から再び登山道に入る。こちらのコースはクライミングを楽しむ人の姿は見られるが、ハイカーの姿は少なく静かな山歩きができる。森に入ると期待のアズマシャクナゲが登場。花付きは良くちょうど見頃を迎えていた。
見頃のシャクナゲが咲いていた
見頃のシャクナゲが咲いていた
木もれ日の登山道をたどる
木もれ日の登山道をたどる
沢沿いに清々しい水音を聴きながら歩いていくと足元にはキバナノコマノツメやミヤマカタバミ、イチヨウランなどが咲いていた。葉陰に小さな花が揺れるタケシマランも多く見られた。ちなみに、竹に似て縞模様の葉脈が目立つので名付けられたとのこと。
明るい花崗岩の沢沿いに登る
明るい花崗岩の沢沿いに登る
キバナノコマノツメは葉の形が馬の蹄形
キバナノコマノツメは葉の形が馬の蹄形
赤い縞がオシャレなミヤマカタバミ
赤い縞がオシャレなミヤマカタバミ
根元に葉っぱが1枚だけのイチヨウラン
根元に葉っぱが1枚だけのイチヨウラン
バイカオウレンの花びらに見えるのはがく
バイカオウレンの花びらに見えるのはがく
葉陰に小さな花が下がるタケシマラン
葉陰に小さな花が下がるタケシマラン
森の中にはオオルリやミソサザイの囀りが響き渡っている。野鳥の声をBGMに登っていくと不動滝に到着。20mほどの一枚岩のスラブを流れ落ちる明るく清冽な滝だ。
不動滝にて
不動滝にて
インディアンの顔に見えない?
インディアンの顔に見えない?
しだいに沢を離れてシャクナゲ咲く森の中を大岩を縫うように登っていく。所々ロープの張られた道はしだいに傾斜を増していった。
再びシャクナゲ咲く森を登る
再びシャクナゲ咲く森を登る
優しいピンクがとってもステキ
優しいピンクがとってもステキ
瑞牆山荘からのコースと合流すると間もなくハイカーで賑わう山頂に到着した。八ヶ岳方面は雲が掛かっていたが、五丈石の突き出た金峰山や小川山へ続く険しい岩稜が眺められた。
展望の山頂に到着
展望の山頂に到着
連なる険しい岩稜がカッコイイ!
連なる険しい岩稜がカッコイイ!
下山は再び往路をみずがき山自然公園へ戻った。降りる途中で小雨がパラついたが、公園に着く頃には再び陽が差してきて、瑞牆山の峨峨とした岩陵が明るく輝いていた。
振り返ると山頂に陽が差していた
振り返ると山頂に陽が差していた
みんな笑顔で大満足の1日でした
みんな笑顔で大満足の1日でした
初めて歩いた黒森からのコースだったが、変化に富んでいて花も多く静かな山歩きのできるお奨めのコースだった。(NOAH)
プロフィール

shinhachi

Author:shinhachi
新八王子山の会

新八王子山の会にようこそ!
★会員 50名(男女半々)
☆会費 月 1,000円(情報誌送付)
★集会 月2回 水曜日夜7時より
☆場所 エスホスタアリーナより2016年2月17日~富士森体育館に変更
★山行 月1回例会、他小グループ、個人 ◎ホームページ開設しました。右の欄shinhachioujiyamanokaiをクリック
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